こんにちは。
SRE の多田です。
SRE Tech Blog のはずだよな?と疑問を持たずにはいられないようなタイトルをしてますね。
私もそう思います。
なぜ私がこのようなブログを書こうとしたのかから入りましょう。
私たちの会社ではコミュニケーションツールとして Slack を利用しています。
そして分報の文化もあり、任意で自身の分報チャンネルを作って投稿しています。
私も分報チャンネルを作っていますし、色んな方の分報チャンネルへ参加しています。
分報の内容はやはり個性が出るもので人によって様々ですね。
それはそれで見ていて面白いです。
さすがに全部は見ることはできないので大抵はチラ見や斜め読みで終わります。
記事が貼られていることもありますがタイトルが気になるものでないと踏むことは稀ですね。
けど、執行役員の方とかが分報で記事を貼ってあるとつい踏んでみるかとなります。
つい先日も同じようにリンクを踏んだときに、私はなぜこの人が貼ってる記事だと高確率で開くのか?このような事象に xx バイアスみたいな名前あったよなと気になりました。
自身の無知さを痛感しながら ChatGPT に聞きました。(ググるのではなく ChatGPT に聞くのが自然になってるあたり時代の変化を感じますね。)
ChatGPT さん曰く、権威バイアスとハロー効果、さらに評判による情報の重み付けが混ざったものらしいです。
どちらも名前に聞き覚えはありますね。
ChatGPT に説明してもらいました。
権威バイアス
権威バイアスは、肩書き・地位・専門性・実績のある人の発言を、必要以上に正しいものとして受け取ってしまう傾向です。
ハロー効果
ハロー効果は、ある一つの良い印象が、その人や組織の他の評価にも広がってしまう傾向です。
なるほど。
あるあるですね。
ですが、今の情報過多な現代においては何かしらの選別は避けられません。
ですので入口の選別として利用するのは大きな問題にはならないと思います。
気をつけなければならないのは、情報の評価にまでバイアスが掛かってしまうことだと思います。
せっかく権威バイアス、ハロー効果という言葉と意味を覚えたので SRE とどのように関係するか考えてみましょう。
「シニア SRE が言っているから正しい」
「Google SRE Book に書いてあるからそのとおりに実施すべきだ」
これらは権威バイアスが掛かっていそうですね。
もちろん経験者や先駆者の直感や知恵は大いに価値があります。
「あのチームは優秀だから運用もちゃんとしているはずだ」
これはハロー効果が効いていそうですね。
SRE は人やチームの印象で判断をするものではありません。
サービスの状態をオブザーバビリティにより計測し判断し改善するものです。
SRE の代名詞である SLO やポストモーテムでも考えてみましょう。
「このプロダクトは重要だから高い SLO にすべき」
「この機能は目立つからユーザー体験上も重要なはずである」
なんだか怪しい匂いがしますね。
そうです、SLO も権威や印象ではなく、ユーザー体験、事業影響、運用可能性などから決めていくものです。
もちろん完全にバイアスを排除しろということはありません。
特に SLO はいきなり最適なものを設計できることは稀で、スモールスタートし運用の中で改善していくものだからです。
その情報の入口の選別、仮説として使われることには意義があるでしょう。
ただし、最終的な判断は肩書きや印象ではなく、観測できる事実、ユーザー体験、事業影響に立ち返る必要があります。
SRE としても、権威や雰囲気に引っ張られすぎず、サービスの状態を正しく見て判断できるようにしていきたいです。